インプットとアウトプット、結局どのくらいの割合が良い?

どうも、うつみです。

昨日からこのブログをはじめたわけですが、まずはこのブログのテーマでもある「アウトプット」にフォーカスして発信していきたいと思います。

 

インプットとアウトプット、結局どのくらいの割合が良い?

結論からいうと、うつみは

インプット:アウトプット = 7:3

くらいの割合がちょうどいいのではないかという思っています。

ただし、「社会人以降に関しては」という条件付きです。

ここに辿り着くまでのプロセスを下につらつら書きました。お時間がある人、どうぞ。

 

そもそも、インプット/アウトプットってなんだ??

この記事を書く前に、まずはここを定義しておかねばなりません。

一般的な話で言うならば、以下のような形に落ち着くのかなと思います。

  • インプット = 読む、聞く
  • アウトプット = 書く、話す

ただ、それだけなのでしょうか?

この定義は、非常に言語的な意味合いが強いと思っています。

疑問に感じたので、「深掘り」を行なっていきます。

 

インプットを深掘る

まずはアウトプットの前にインプットを深掘りましょう。

先ほど、「インプット = 読む、聞く」と書きました。五感で言うならば、「視覚で読む」「聴覚で聞く」といった所でしょうか?

それ以外の感覚でもインプットすることはできそうです。五感を列挙します。

  • 視覚:(文章などを)読む、(風景などを)見る、(現象などを)観察する
  • 聴覚:(会話や説明を)聞く、(音楽などを)聴く
  • 嗅覚:嗅ぐ
  • 味覚:味わう
  • 触覚:触る

いずれも、広義でのインプットと言えそうです。

ここで大切なのは、いずれの動詞も能動的であると言うことです。「見える」や「聞こえる」など、受動的なモノはインプットとは言えないかなと思います。

意識して、感じる。このセットがあって、初めてインプットとして自覚されます。

授業で寝ているだけでは、耳に入ったとしてもインプットとは到底言えないでしょう。

 

インプットの最小単位はこういった五感に紐づくモノと考えられます。

さらにこれを一つ上のレイヤーで考えてみます。

  • 本や文章を読み、その内容を理解する。
  • 言葉を聞き、相手のいっていることを理解する。
  • 授業を聞き、説明されている事象を理解する。
  • 匂い/味/触感から、それらの素材や成り立ちを理解する。

 

このレイヤーでは、五感から受けた刺激を自らの経験と照らし合わせ、「理解」しています。

ここまでたどり着いて、初めてインプットされたと言えるのではないかと思います。

皆さんも今まで身につけてきた事柄を振り返れば、こういったプロセスがあったのではないでしょうか?

 

アウトプットを深掘る

いよいよ、このブログのテーマでもある「アウトプット」です。

インプットと同じく、五感に基づくアウトプットをまとめてみます。

  • 視覚:(文章などを)書く、(絵などを)描く、手話をする、身体表現をする
  • 聴覚:話す、(音楽などを)演奏する
  • 嗅覚:香水などを作る
  • 味覚:料理を作る
  • 触覚:触れるモノを作る、点字を書く

 

おおよそこのような形になるかと思います。

ただ、こちらは最終的な伝達手段にすぎません。

伝える手段には必ず「伝えたいコト」が伴っているはずです。

今度は、ひとつ下のレイヤーで考えてみましょう。

 

いずれの五感での発信に問わず、伝える前にはどういったコトを伝えたいか決めなくてはいけません。

そして、その伝えたいコトは99%自分の頭の中にインプットされたものから生み出されているはずです。

(残りの1%は、ヒラメキとか”降りてきた”と呼ばれるものです)

 

アウトプットする一段階手前に、考えをまとめている時間が無意識的/意識的関係なく存在するはずです。

そしてこのプロセスこそが、インプットされてきた情報の整理、理解、吸着に必要な要素だと私は思います。

 

ここまで書いてきたインプットからアウトプットに至るフローを絵にすると以下の通りです。

 

結論:インプットとアウトプット、結局どのくらいの割合が良い?

とても遠回りして結論までやって参りました。

基本的にアウトプットはインプットしてきたコトからしか生まれないと言うのが私の考えです。

そのため、常に色々なコトをアウトプットしたい人は、インプット量が相対的に多くないといけないでしょう。

かといって、インプットに偏りすぎてはいけません。アウトプットする準備として行なっている、情報の整理こそが真の意味での理解に必要だからです。(アウトプットには別の側面もあると考えますが、これは別の機会に深掘ります)

結論としましては、インプット:アウトプット=7:3くらいがちょうどいいのではないかと思います。

5:5だと、インプットしたことと同じことしかアウトプットできません。

またアウトプットの方が多いと、過去に学んだ同じコトしか言えない人になってしまうのではないでしょうか?すぐに知識が枯渇してしまうのではないかと思います。

 

ちょっと待って、他のブログには「3:7」って書いてあったよ!

この記事を書くにあたって、自分も調べてみました。

概ね、インプット量<アウトプット量、割合は3:7といったのが多かった意見です。

しかし、ここには明確な差があると私は考えます。

 

アウトプットする目的

先ほど、アウトプットするためには考えをまとめる必要があると書きました。

この点に関しては、概ね他の記事とも一致しているように感じます。

では、何がこの比率の差を生んでいるのでしょうか?

 

色々考えたのですが、おそらく「目的」が違うからだと思います。

何か勉強して身につけることが目的であれば、インプット:アウトプット=3:7くらいの割合がいいでしょう。

例えば小学校で習う計算や漢字なんかが典型的です。何枚も計算をしたり、ドリルに書いてある漢字を10回練習したりと、覚えるためにたくさんのアウトプットをします。

これはインプットした”3”を確実に吸収するために”7”練習するということです。

 

一方で自分が目的としていることは、これとは違います。

学生を卒業し、社会人として生きていく上でちょうどいいバランスはどこだということを念頭に置いて考えています。そして、その結論が7:3なのではないかという話です。

(もちろん資格勉強や技術習得という話であれば、3:7を推奨します)

 

社会人としての生活を振り返ると、ほぼインプットがメインになってしまっているように感じます。

テレビでのニュース、SNSでの友達の様子、会社での情報。。。どれもこれもインプットです。

逆にSNSの発信なんかはアウトプットだと思っているのですが、見る量に比べたら圧倒的に割合は少ないでしょう。

 

インプット過多の情報化社会を生きる今だからこそ、アウトプットの機会を大切にしたいと思っています。

“7”インプットしたうち、無駄なものを省いたり洗練したりして、”3”アウトプットすればその情報を受け取る人だってより有意義なはずです。

 

変な話、無理にアウトプットしなくてもいいんです。

アウトプットに至る一階層手前、考えを整理することに意識を向けることが日常的にできるようになれば、きっと自身の成長の糧になることでしょう。

 

そんなコトを考えたので、ブログを始めた次第です。

 

それでは、また。

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1件の返信

  1. 2018年10月4日

    […] 情報を整理するために必要なことは、前回の記事でも述べたとおり、「アウトプット」です。 […]

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