外国語≠英語 複数言語を学ぶことの面白さ
どうも、うつみです。
今日は前回の投稿で書ききれなかったことを書きます。
おさらい
前回の投稿では、「3つの視点を持つと、一気に広がりが出る」ということを書きました。
私は、何事も3つ程度知ることで、全体の方向性を知ることができるようになるのではないかと考えています。逆に言えば、1つや2つだけでは到底全貌を知ることはできないということです。
例えば、数列について考えてみましょう。
・1, 2, 3, (?)・・・
・1, 2, 4, (?)・・・
といった2つの数列に対して、(?)にくる数字は?と聞くといくつか答えを模索できるかと思います。
これが、最初の1や2だけだったらどうでしょう?答えは無限のように感じられ、考えることはもちろん、それが問題なのかさえ怪しいことでしょう。
参考までに、今回の問題の答えの一つとしては以下のようなものが考えられます。
1問目:公差1の等差数列と考えれば、4が入る。フィボナッチ数列と考えれば、5が入る。
2問目:公比2の等比数列と考えれば8が入る。
もちろん、この問題は不完全なので、正解はありません。
あくまでも3つ以上要素があると隣り合った要素の関係から全体の傾向が推測しやすくなるということを説明したいだけです。
言葉に当てはめて考えてみる
本日の話題に入っていきます。
今日はタイトルにもある通り、言語についてこの考え方を取り入れていきます。
一般的な日本人であれば、親の会話やテレビなどを幼少期から触れることで日本語を話せるようになったはずです。
そして、小学校で文字を習い、日本語を習得してきたかと思います。
この状態では、1つの言葉を習得した段階です。昔の日本であれば、この言葉を話すだけで一生を終える人がほとんどだったかと思います。
残念なことに現在は違います。技術の発達に伴い、海外の言葉が多く流入してきました。また海外の人と交流する機会も増えてきており、英語が義務教育の教科として導入されています。
この段階になると、少なくとも世の中には2つ以上の言葉があるらしいということがわかるようになります。日本語とそれ以外の言葉。そして、その中でも一番よく耳にするのが英語。という感じです。
たまに、フランス語やスペイン語などを見ながら、「英語だから読めない」なんていってる小学生がいたりします。察するに、日本語以外の言葉=英語という認識を持っているのかもしれません。
この段階はまだ、日本語とそれ以外という2進数的な考え方で言葉を認識している状態と言えそうです。
第2外国語
進学していくと、第2外国語を学ぶ機会というのがあります。各々好きな言語(または簡単そうな言語)を学ぶものですが、私の場合はフランス語を選択しました。
フランス語は、英語と同じくアルファベットを用いた言葉ですが、発音や文法は大きく異なります。
詳しくは書きませんが、英語と大きく違っていて、言語の特徴を表しそうなことをいくつか列挙します。
・名詞に男性名詞と女性名詞という「性」の概念がある。
・動詞が「私」「あなた」「彼/彼女」「私たち」「あなたたち」「彼ら/彼女ら」の6種類で活用する。(英語で言う三単現のSみたいな感じ)
・文字に書いても発音しない部分が多い。
・母音が16個もある。
これだけ聞くとかなり難しく感じるのではないでしょうか?実際、難しいです。
ただ、日/英/仏という「3つ」の言葉を学んでみると、それぞれの言葉の特徴や差分が見えてきます。
その上で、日本語を見返してみると、
・文字が多い(ひらがな、カタカナ、漢字)
・主語がなくてもいける
・一人称や二人称を表す言葉がやたら多い
・敬語とか難しい
といった傾向が見えてきたりします。
また、追加してイタリア語なども見たりすると、同じラテン語をルーツとするフランス語やスペイン語と似ていたり、その割に発音がローマ字読みだから日本語に似ていたりします。
といったように、3つ程度の要素を身につけると、なんとなく他の要素との距離感を掴めるようになってきます。結果的に、1つ目の要素を客観的にみることができるようになり、それぞれの関係性を鳥瞰的に見渡すことができるようになります。
まとめ
「3つの視点を持つと、一気に広がりが出る」ことの例として、今回は言語を取り上げてみました。
フランス語はあまり身近ではないため、読者の方に上手く伝わったかが心配です。
同じようなテーマが連続しているため、次回は少しテイストを変えた投稿をする予定です。
それでは、また。
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